子供がテレビボードの上に乗るようになってしまったので、壁掛けテレビを自作することにしました。
「ラブリコ」や「ディアウォール」などの賃貸でも壁に穴を開けずに柱を立てることができる商品を使えば、木材のカットをお店にお願いして、「ツーバイフォー材」を差し込んで突っ張るだけ。
今回は支柱の位置の調整がしやすい、「ラブリコ」を使用してDIYすることにしました!
配線もすっきり。
概算材料費
約1万円
※工具、倒壊対策のDIY費用を除く。
注意
壁掛けテレビをDIYする際の注意点です。
・ メーカー推奨の耐荷重とテレビのサイズを守る。
・ 天井と床の強度を確認する。
・ 重心を下にする。
・ 子供がTVにぶら下がったり体重をかけたりすることができないような工夫をする。
・ 定期的にアジャスターを締め直すなど点検をする。
自作の壁掛けテレビって大丈夫なの?
ラブリコが公式にTVを壁掛けできるとしているアイテムがあります。
ラブリコの公式ホームページから引用
テレビやPCモニターを壁掛けできますか
下記の製品を組み合わせて設置する場合に限り、テレビやモニターの壁掛けを行っていただけます。
(対応プロダクト)
引用元:ラブリコ公式ホームページ
・2×4アジャスター(強力タイプ):EXO-1/EXB-1
・テレビハンガー:EXK-14
ただし、天井へのビス止めを推奨していますので天井に穴が開きます・・・。
「え・・・?」となりますよね。
我が家はベビーフェンスをツーバイフォー材に固定して倒壊対策をしましたが、ビスを止めるかどうかは自己責任でお願いします。
組み立ての際の注意事項はこちらの記事で詳しく解説しています↓
メリット
- テレビに近づきすぎることを防げる。
- 配線を高い位置&壁裏に隠すことで、イタズラや転倒を防止。
- 壁に穴を開けないで済む。
- 子供がテレビボードに乗る、降ろすという繰り返しから解放される。
制作工程
準備
天井と床の強度を確認する
設置予定の天井や床がしっかり固定されているか・押して動かないかを確認する。
天井の梁がある部分
天井と床の距離が短い場所
硬い床の上
以下のような弱い天井や、やわらかい床に設置をするのは倒壊する恐れがあり危険です。
・和室などの緩い天井
・天井の梁のない部分
・背の高い天井
・フカフカしたフローリングの上
・ジョイントマットなどが敷かれた床の上
・カーペットの上
・畳の上
計測
必要な木材の長さを計測する。
「ラブリコアジャスター」を使用する場合
「天井高 ー 95ミリ」の長さの「ツーバイフォー材」が必要
「ラブリコアジャスター(強力)」を使用する場合
「天井高 ー 120ミリ」の長さの「ツーバイフォー材」が必要
材料を購入
使用した材料
ラブリコ
・ラブリコアジャスター
・テレビハンガー
木材
・ツーバイフォー材(ホームセンターかネットで購入)
・横渡し用ツーバイフォー材
・棚板(軽い木材)
金具・その他の材料
・棚受け金具
・ブラケット金具
・タッピングビス(ネジ)
・ケーブルタイマウント(結束バンドを固定するパーツで「インシュロック」とも言う)
・結束バンド(100均で買えます)
・ケーブルカバー
工具はちゃんとしたメーカーの物を使おう!他のDIYでも必ず役に立ちます。
木材はホームセンターでもネット購入でも、お店にカットをお願いできるのでご心配なく。
ラブリコはお店よりネットの方が安い印象です。
タッピングビス
ケーブルタイマウント
組み立て
支柱を立てる
「ラブリコ」に「ツーバイフォー材」を差し込みます。
ラブリコは固定ネジを緩めるだけで調整ができます。
はじめは軽く仮止めをして、2本目の柱を立ててから位置の微調整をします。
柱が傾いた状態で棚を作ると耐久性が落ち危険です。
必ず水平器を使用しましょう。
支柱を立てたらテレビを取り付ける位置に目印をつけて、橋渡し用の木材をブラケット金具で固定します。
配線をまとめるためにTVの上部に棚をつけ、棚受け金具で固定します。
テレビハンガーを取り付ける
テレビハンガーを取り付けます。
写真を撮り忘れてしまいましたが、15分くらいで取り付けられました。
配線をまとめる
棚板の上に配線やレコーダーをまとめます。
・結束バンド
・ケーブルタイマウント(結束バンドを固定するパーツで「インシュロック」とも言う)
・タッピングビス(ネジ)
・ケーブルカバー
これらの材料を活用しました。
ケーブルタイマウントをタッピングビスで固定する
結束バンド
ケーブルカバー
安全対策
我が家は小さい子供がいるので以下の安全対策を施しました。
・壁掛けテレビの前にベビーフェンスを置き、子供が支柱(ツーバイフォー材)とテレビにさわれないようにする。
・ベビーフェンスを支柱(ツーバイフォー材)に固定し、倒れにくくする。
・ケーブルを高い位置に這わせ、子供が引っ張れないようにする。
ベビーフェンスの制作については以下の記事でご紹介しています。
まとめ
うちの子は今までは何とかテレビに近づこうと頑張っていましたが、壁掛けテレビとベビーフェンスを設置してからは完全に諦めてくれました。
けれど安全対策は怠らないように気を付けていきたいと思います。
※このページを参考に作った壁掛けテレビによって、テレビや周辺機器の破損、人身事故などが発生した場合にも当方は一切責任を負いませんので各自ご判断の上、制作願います。
リンク先:公式サイト